毎年「今年は多いなぁ」と思う虫類の発生が何種類か必ずあります。気温・湿度・天候などなど…いろんな条件がピッタリそろって初めて虫類は大発生します。
今年は、ここ数日間「カメムシ」の対策依頼についてお問合せいただいております。
カメムシは、越冬場所を探そうとして家屋内に入る傾向があって、その際大量にベランダや庭に集まることがあるので、カメムシの苦情は秋~冬にしか聞くことはありません。
「この時期にカメムシ?」
今日も「先日から黒っぽいカメムシが大量に出ていて…」という連絡をいただきました。
一昨日は、シロアリ工事の際にお客様宅の庭で同じく黒っぽいカメムシ。
どちらも、高槻市の山手付近。
クサギカメムシと思ったけれど、ちょっと形や模様が違う…
ちょっとスッポンぽいし(写真は、一昨日、高槻市の山手にある住宅地で作業中に見かけたカメムシ)。
資料から同定したところ、「キマダラカメムシ」である事が判明!!
外国から入ってきた帰化昆虫のようです。戦後長崎で確認され、1900年代までは沖縄・九州にしか生息していなかったものが、2000年代に入ると中国地方へ生息域を広げ、その後関西に広がり、2010年には東京でも確認されたそうです。
地球温暖化の影響で、いろいろな虫達も影響を受けている証でしょうか…
余談ですが…このカメムシ、元々日本でよくみられるカメムシ達よりも臭くないようです。