小さな蛾

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今日は朝から冷え込みましたが、いい天気になりました。ハイキング日和ですね。

出勤するのに家から出るとマンションの壁に小さなものが動き回っては止まるというのを繰り返していました。「何やろ?」と思いつつ小さなスクリュー瓶にその生き物を入れて会社で確認をしました。

キバガ科の一種でした。キバガ類は類縁関係が複雑になっていて、研究者によって細分化したりいくつものグループをひとまとめにしたりしていて、混乱中のグループで、ジャガイモキバガなどの農業害虫、コクガという貯穀害虫などが耳慣れているのではないでしょうか。

今朝採集したキバガは貯穀害虫ではなかったのですが、分類が進んでいないグループです。標準蛾類図鑑が昨年か一昨年に出版されましたが、それに本種と近いものが掲載されていたような気がします。

で、小さい展翅板を使って展翅しました。古典的な豚毛を使う展翅法があるのですが、一般的なチョウを展翅する方法でやりました。久しぶりだったので勘を取り戻せていません。学生の頃には指導教官や先輩たちが小蛾類の研究をしていたので、展翅して上納していたのですが、今日の出来はあまり納得がいっていません。かといって何回も修正していると翅がボロボロになってしまいます。ここで止めとくのがいいでしょう。

明日もいい天気だといいですね。天気がよければ箕面で採集してきます。小さい蛾とハナアブやコバチ狙いで。

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