今日の大阪はすっきりとした天気になりました。昨日は小雨がぱらついたりしていましたが、調査に出かけていました。セイタカアワダチソウにツマグロキンバエが群がっていました。最初はコシアキツマグロキンバエかと思って数個体採取したのですが、家に帰ってから見てみるとツマグロキンバエでした。その他にはクズも繁茂していて、気になるものを採取してきました。
「リーフマイナー」ってご存知ですか? 英語でLeaf-minerと書き、植物の葉に潜る昆虫のことを指します。これが気になって採取したものです。クズに潜っていたのでクズノチビタマムシかな、と思ったのですが、よく見てみると背面にある硬皮板(少し見にくいですが黒くなっている部分のこと)の形状が少し異なり、違う種類と考えられます。あまりいじくると死んでしまうかもしれないので、腹面は見ていないのですが、小さい蛾の仲間かもしれません。本当は潜っていたのですが、会社に持参したときには脱出してました。
3番目の写真はクズに作られた「マイン」と呼ばれるものです。種類によってこのマインの形状が異なり、種類が分かるらしいのですが・・・。家に帰ってNeedham (1928)とHering (1951) の文献を読み返さないといけません。これはしんどいかも・・・。飼育して成虫になるまで待つ方がいいかもしれませんね。