昨日の予想通り、今朝は寒くて凍えそうでした。インターネットの天気情報には「冬将軍到来!」と書いてあり、出勤時がつらい日が続きそうです。
昨日は「歩く宝石」ということで、日本産のオオルリオサムシを紹介しましたが、今日はヨーロッパのものを少し紹介します。写真1枚目はヒスパヌスコガネオサムシ Carabus hispanus Fabiricius 1787です。南西フランスに分布しています。これも昨日のオオルリオサムシと同様に色彩が異なるものがいます。写真2枚目はルーティランスコガネオサムシ Carabus rutilans Dejean, 1826です。こちらは分布が広くアンドーラ公国、スペイン、フランスに分布しています。色彩が異なるものがいます。色彩によって、過去にはいろいろな亜種に分けられている種も多く、オサムシ図鑑などを見ていると同種かと思うぐらいの色彩変異があります。
オサムシの仲間は、後翅が退化して地上を徘徊するものがほとんどです。これらを真正オサムシ群と便宜的にしていますが、地上を動き回りミミズなどを捕まえて食べています。
これらの標本を見ていると集めたくなる気持ちも分からなくもないです。しかし、狭い我が家では保管場所が・・・。