今日は健康診断に行ってきました。いろいろと気になることはありますが、何もなければいいなぁと思ってます。
さて今日はガロアムシ目 Grylloblattodea です。学名はGryllo-がコオロギ、blattaがゴキブリを表していますが、両方のグループに似ている部分があるためです。和名の方は、この虫を中禅寺湖湖畔で発見したフランス外交官のガロア氏にちなんで1914年に名づけられました。翅がないので非翅目とか、コオロギに似ていることからコオロギモドキ目(蟋蟀擬目)とも呼ばれます。
この目は世界で5属39種ほどが確認され、日本では6種が確認されていますが、研究者によって扱い方が異なる場合もあります。成虫・幼虫共に湿潤で冷涼な森林中の石の下や朽木、地中や洞窟で見出すことが出来ますが、めったに見ることが出来ない昆虫です。また、不完全変態群の中でも原始的な形を保有しているとされています。肉食で、地中の小さな虫や他の節足動物を捕食します。
標本しか見たことがなく、生きた個体を見てみたいと思って探しているのですが、やはり見つけることが難しいようです。生存環境が冷涼な場所なので、昆虫館の冬場の展示にどうだろうかと考えている今日この頃です。