今日はトラップにかかっていた昆虫の同定をしていたところ、ミイデラゴミムシがかかっており、まだ生きていました。知ってる人は知っていますが、知らない人は体験したことが無いことを動画で撮影しようと思いました。
ミイデラゴミムシは通称「ヘッピリムシ」と呼ばれ、敵に襲われたときに腹部先端(いわゆるお尻のほう)から、高温のガスを噴射します。このガスはヒドロキノンという物質で、空気に触れると化学反応を起こして破裂音とともに高温になります。えさを食べていないので2~3回は連続して出せたようですが、体力が十分であればどれぐらい噴射できるんでしょう?
インドネシアでこれに近い種類を採集したときには、動きがすばやくて3回ほど噴射されましたが(もちろんピンセットに!)3回とも白煙が出ていました。
そんな白煙は上がっていませんが、興味のある方はご覧ください。系統の違う動物のタヌキやスカンクが同じ方法で敵を撃退しているのは興味深いですね。この撮影をした後は逃がしてあげました。