いろいろ出てきました

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春の嵐も過ぎ去り、よい天気が続きそうです。ゴールデンウィークもよい天気でありますように。しかし、こうなると虫もよく飛ぶようになり、いろいろなものを見かけます。

春先に多いのは、ケバエの仲間です(1枚目の写真)。川原などに行くとよく飛んでいます。幼虫も湿気の多い腐葉土のような土の中でうじゃうじゃといます。毛のような細長い突起をいくつも持っているので、すぐにわかるかと思います。写真はメスアカケバエのオスです。名前のとおり、雌は胸や腹が赤いのですが、オスは真っ黒で複眼が大きく、毛むくじゃらです。

また、川沿いではミナモオドリバエの仲間(2枚目の写真)が水面や地面をすれすれに飛んでいるのが見られます。写真はミナモオドリバエの一種で、Hilara属のものです。前脚第1フ節が膨らんでいますが、水面に落ちてきた昆虫をすばやく捕まえ、この膨らんだ部分から糸を出して、丸め込みます。これは雌にプレゼントするもので、求愛餌と呼ばれ、ラッピングしてから渡しているようです。

オドリバエの仲間はこのように婚姻贈呈の行動でも有名だそうで、ラッピングせずに渡すもの、ラッピングして渡すもの、獲物を含まない膜状や風船状のものを渡すという詐欺まがいの事をしているものもいるそうです。すごいですね。

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