研究者だけでなくていろいろ調査をする人は、フィールドノートを持っているでしょう。私も持っているのですが、補助的に地図帳にも記入しています。車で昆虫採集に行った場合には、車に搭載しているので、すぐに記入できるので便利です。頻繁に昆虫採集に行くと忘れてしまうこともあるので、後々のことを考えて記入しています。
大学院時代に学位を取得しに来たクモの先生がいらっしゃって、お互いに採集してきた土の中から甲虫類とクモやヤスデなどを交換していました。その先生から私が採集した物の大まかでいいからポイントを教えてくれということで調べていました。
日付を書いていただけたらよかったのですが、地点だけで尋ねられたので、過去の採集品である液浸ビンの中から抽出しました。すべて書けばまちがいはないだろうと思ってます。
その中には判らないのでそのままにしていたゾウムシ(写真2)や、新種であった目が退化したタマキノコムシ(写真3)などもありました。これは私の友人に託し、はっきりとは覚えていませんが、2006年に洞窟学会誌で新種記載されたはずです。文献請求もしくはコピーをしないといけません。
最初に書いたように、後から処理するとデータがなくなってしまう可能性があり、もしかするとただのゴミにしかならなくなってしまいますので、なるべく早く処理をしないといけないなぁと思う今日この頃です。