アリとゆかいな仲間たち

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よい天気が続いています。あれほど続いた雨模様はどこへ行った?という感じです。でもこうよい天気が続くと、そろそろクロナガアリの群飛が気になります。クロナガアリは日本のアリ類の中でも一番早く群飛を始め、4月下旬あたりとされています。「羽アリ」がでた!と連絡が来るかもしれません。シロアリの群飛情報にも気をつけておかないと。

アリといえば、昆虫研究者の間で少しブームになっているのがアリの巣やシロアリの巣で、アリと共生している昆虫を調べることです。現在九州大学総合博物館准教の丸山宗利博士が火付け役とも言うべきでしょう。私は研究対象が近いので、彼の北大時代から仲良くさせてもらっていますが、面白いぐらいに新知見や新種を記載しまくっています。研究者とはこうあるべきだと思う人が数人いますが、彼もそのうちの一人です。彼も研究する上で材料を募集しているようなので、協力していただければ幸いです。

で、私も協力すべく調査のついでに見ていますが、今回ここに掲載するのは箕面で採集したアリスアブです。オウゴンアリノスアブが箕面から古い時代に記録されているので、それかな、と思っていますが見た目では分類は難しいようなので、保留です。

本種は地面近くをホバリングしていましたが、その周辺にアリの巣は発見されず、巣穴を探索するのにホバリングをしていたと思ってます。だから今年も採集された時期にゆっくり観察をしてみようと思ってます。

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