昆虫の学習帳

20150502090633 20150502090633-2

私の友人のブログを見ていると、とある学習帳の昆虫シリーズが、アマゾンと協力して各年代別にして人気投票を行い、上位だけセットにして復刻限定発売するらしいという記事を掲載していました。

昆虫シリーズ終了ということでしたが、「表紙が虫だと気持ち悪くて娘が持ちたくないといっている」とか、「授業が終わってノートを閉じられない」といったクレームを受けての判断だったそうで、一般に嫌われているハエやゴキブリではないし、写真のようなカメノコテントウやコクワガタ、きれいなカザリシロチョウだってあったはず。私個人の意見ですが、現代の子供たちは少し不幸だなと思ってしまいます。

人それぞれですから、昆虫が嫌いならば選択しなければいいだけの話です。しかし、一部の人の都合でその選択肢そのものが少なくなると、子供も他の選択肢を知らずに成長してしまうことや、昆虫のことをよく知らずに「虫に触れない」とか「虫が嫌い」という結果になってしまうのではないかと思っています。クレーム対応も大事ですが、会社のイデオロギーも大事だと考えています。

昆虫は今現在地球で一番種類が多い動物で、全生物の約70%を占めます。その昆虫と同じ地球上で生活するんですから、昆虫のことをよく知らないと、家の中に入ってきたときに適切な判断が出来ません。むやみやたらに薬を撒いても、住んでいる人に影響があったり、その薬に耐えることが出来る虫を産み出してしまうことさえあります。

ですから私たちも日々、どのように処置をすれば住んでいる人が納得して快適に過ごすことができるか、環境に対してどのような影響があるか、などということを念頭において、仕事に励んでいます。

LINEで送る

投稿日: