朝夕は見えこみますが、日中は少し汗ばむような気候ですね。体調を崩さないようにがんばりましょう!
昨日は展足をしました。友人にもらったハナカマキリ(写真1)やコモンフラワーマンティスなどです。もらったのが古かったので、少しもろくなっていました。生きているときには鮮明な白色で、きれいのですが死んでしまうとその色が褪せてやや黄ばんでしまいます。明確ではありませんが、肉食なので食べたものの油が出てくるのでしょう。
また、以前に依頼があってキボシアシナガバチの巣を採集していたのですが、幼虫や蛹があることから透明の容器に入れて観察していました。そしたら小さなものがワンサカ出てきたので、見てみるとノミコバチ科の一種でした(写真2:オス、写真3:メス)。おそらくハチノスヤドリコバチ Elasmus japonicusだと思うのですが、まだ原記載を確認していません。現在日本から4種だけ記録されていて、本州にはatamiensis、hakonensis、japonicus、の3種が、九州にはisshikiiの1種がいます。まだ分類が進んでいないのかもしれません。
基礎的な研究はあまり人気がないのでしょうか。しかし、分類が行われなくなると困ったことになりますよね。大学などでそういった研究を増やしてくれたらいいのですが、それを教えることが出来る先生も少なくなってきてたりして・・・。
それと、2日前のこのコーナーで写真つきでシマヘビと紹介しましたが、採集した人からはアオダイショウだと指摘を受けました。お詫びと共に訂正いたします。ごめんなさい。
やっぱり実物を見ないといけませんね。