今朝も寒いだろうと予測し、ダウンジャケットを着てきたのですが、昨日より寒さは少し和らいでいる感じがします。昔懐かしい「マーフィーの法則」のような・・・。
さて、今日もヒロズコガですが、今日でいったん終わりにしようかと。昨日書いたマエモンクロヒロズコガと同属で、記載されておらず和名だけがあるアトウスキヒロズコガ Monopis sp.です。これも採集したのは家の玄関で、発生源が分かりません。Monopis属は前翅中央に白い紋が見えるかと思いますが、これも特徴の一つです。鱗粉がはげてしまっていますが、展翅していない標本を写真2に示します。
前翅後縁が淡褐色になり、写真では明るく見えますが、その他はやや暗い褐色を呈します。これに似たキバガもいますが、形態的に異なるので、すぐに分かるでしょう。最後に写真3に示したクロクモヒロズコガ Psecadioides aspersus Butler, 1881です。ヒロズコガ類をこれまでいろいろと集めてきましたが、野外で採取できるものは生かして持ち帰り、家で展翅します。家屋に発生するヒロズコガ類は未だ採集できていません。特にジュウタンガ Trichophaga tapetzella (Linnaeus, 1758)は一度採集したいですね。最近はあまり見かけないということしか聞きません。知り合いの専門家でも採集したという話も聞きません。分布は汎世界となっているのですが。