昆虫の分類38

今日もぽかぽかの陽気になりそうです。初春の昆虫の採集に行くことができてない・・・。早く行かないと行けませんね。

ナガフナガタムシ科今日はコメツキムシ系列のナガフナガタムシ上科 Dascilloidea です。この上科にはナガフナガタムシ科 Dascillidae とクシヒゲムシ科 Rhipiceridae の2科が含まれます。日本にはクシヒゲムシ科だけが確認されています。ナガフナガタムシ科は東南アジアなどにで採集したことがありますが、持ってくるのを忘れてしまいました。後日この記事を編集しなおして写真を掲載します。とりあえず私の作成した書類からお借りした写真を載せます。種は分かりません。

クチキクシヒゲムシクシヒゲムシ科は日本から3種、クチキクシヒゲムシ Sandalus segnis Leiws, 1887 (写真2)、アマミクチキクシヒゲムシ Sandalus kani Sakai et Sakai, 1981、ヤエヤマクチキクシヒゲムシ Sandalus takizawai Nakane, 1985 が記録されています。これらは狙って採集できるものではなく、私も採集したことはありません。で、これもナガフナガタムシ科と同じように書類から拝借します。

クシヒゲムシは森林害虫とされていたり、海外ではセミの幼虫に寄生したりするものがいます。立ち枯れなどで静止しているのが見られると図鑑に書いてありますが、見たことありません。どこかのマレーゼトラップの結果を見ていたら入っていたので、やってみたいなぁ。FITでも入ればいいのですが。

その名の通り、触角が櫛のようになっていますが、このような形態は他の甲虫にも見られます。よく言われるのがフェロモンを感知するためだと言われますが、実際のところ、どうなんでしょうね。お互いを見つけにくい種類なら分かりますが・・・。

LINEで送る

投稿日: