昆虫の分類42

昨日の帰りは雨が降らず良かった。しかし結局傘を一度も使わず、荷物になっただけでした。いつもどおり折り畳み傘にしておけばよかったのですが、振りがひどいと濡れてしまう私にはやや小さめの傘なのでやめたんです。うーむ、大き目の折り畳み傘を探してみよう。

マキムシモドキ今日はマキムシモドキ上科 Derodontoideaです。マキムシモドキ上科は、マキムシモドキ科 Derodontidae だけで構成されます。マキムシモドキ科には3亜科があり、これまでに日本からは2亜科が記録されていました。といっても、日本産はマキムシモドキ Peltastica amurensisn Reitter, 1879、モンヒメマキムシモドキ Deordontus japonicus Hisamatsu, 1964、アラメヒメマキムシモドキDerodontus tuberosus Hisamatsu et Sakai, 1985の2属3種だけの小さな科でした。しかし2011年に大阪市立自然史博物館の初宿さんらによって3新種が記載されました。和名は確認するのを忘れてしまいましたが、3新種とも3つ目の亜科に属するもので、モンヒメマキムシモドキLaricobius osakaensis Shiyake, Montgomery, Havill, et Leschen, 2011、Laricobius naganoensis Lechen, 2011、Laricobius kovalevi Leschen, 2011です。

L. osakensisは栂の木を寄主とするツガカサアブラムシAdelgis tsugae (Annand, 1928) を捕食することが分かり、生物農薬として北米に導入できるかどうかの調査で来日した研究者とともに採集されました。私もその当時一度だけ採集に参加させていただいたのですが、一番寒い時期に神戸市立植物園に行って採集しましLaricobiinae亜科た。寒くて寒くて採集品をすべてお渡しした覚えがあります。1個体でも取っておけばよかった。写真は上から順にマキムシモドキ(ヒラタマキムシモドキ亜科)、モンヒメマキムシモドキ(ヒメマキムシモドキ亜科)、Laricobiinae亜科です。これらの写真も昔作ったものから借用しました。

 

さて、昨日の問題の正解を記します。上段左からコメツキダマシ科、ヒゲブトコメツキ科、コメツキムシ科、コメツキムシ科。下段左からベニボタル科、ホタルモドキ科、ホタル科、ジョウカイボン科です。下段は鞘翅が柔らかいので、軟鞘類と呼ばれています。また一番最後につけたおまけの写真は、ボルネオ島で採集したサンヨウベニボタルの一種の雌です。ネオテニーといって幼虫の形態のまま成熟する種です。オスはちゃんとした成虫に変態しますけど、見たことがありません。

LINEで送る

投稿日: