ツノクロツヤムシ

ツノクロツヤムシ私の自宅は会社から遠いので、朝早くに起きます。日が短くなったので、起床時は真っ暗です。自宅から出るときには明るくなってきていますが、それでもやや寒いですよね。

昆虫はどうでしょうか?昼間に活動する種類と夜間に活動する種類があり、 外敵に見つからないように工夫がされています。「夜間に動くカブトやクワガタは、いても黒ければわからないだろう。」とある人は言ってます。

クロツヤムシ類考えれば確かにうなずけるところもありますが、じゃあヤガの仲間はどないなんねんと思ってます。派手な色をしているものもあれば、木の皮に似せているものもいて、真っ黒ではありません。

真っ黒な甲虫で面白いのは写真1のツノクロツヤムシで、四国の石鎚山系と九州に分布します。日本に産するツノクロツヤムシ科はこの1種だけです。ツノが判るように左斜め上から写真を撮影しました。朽木の中で生活しています。写真2は東南アジアのクロツヤムシ類で、多くの種類がいます。触角を見てみるとクワガタムシ科とコガネムシ科の中間の形をしていて、近縁なグループです。ぱっと見るとコクヌストに似てます。昨日紹介したヒョウタンゴミムシの標本の中に間違えてコクヌストを混ぜている人もいます。よく見ると区別点があるので、観察は重要ですね。

 

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