大阪府ペストコントロール協会創立50周年記念大会

PCO大阪50周年記念今日は少し昆虫の分類のお話はお休み。昨日は表題にあるように、大阪府ペストコントロール協会創立50周年記念大会に出席してきました。昆虫学会などと同じように、関西のPCOの重鎮が並んでいて、どこも同じやなぁと思いつつ少し緊張しながら会場にいました。当社も会員歴30年以上の企業として表彰していただきました。他にも表彰された企業様もいらっしゃったので、登壇はありませんでした。残念。

記念講演では大阪府ペストコントロール協会の名誉会長が50年の歴史を振り返り、今後の取り組みについてお話いただきました。その中には当社社長の若い頃の姿があったり、お世話になっている人の若い姿があったりと、面白く拝聴させていただきました。次の特別講演では国立感染症研究所の沢辺戦士により、セアカゴケグモの血清のお話とジカ熱のお話がありました。セアカゴケグモの血清はこれまでにオーストラリアの業者から個人輸入の扱いで、輸入した本人しか使用できないということもあり、かなりの制約がありました。そこで大阪ペストコントロール協会会員がセアカゴケグモ1万頭の採取を行い、国内での血清を作る作業の一端を担っていましたので、今回その経過報告をしていただきました。また、ジカ熱は国内感染者が確認されたこともあり、急遽差し込んでいただいたお話です。デング熱と同様にヒトスジシマカなどカ類の発生に気をつけなければならないことと、秋から冬にかけての駆除も重要になってくるとの見解でした。

今後はオリンピックなど国際的な行事が日本で開催されることもあり、輸入感染症の心配も出てくるとは思いますが、多くの皆様に安心をしていただけるように仕事に精進して行きたいと思います。

 

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